戦略の見える化

戦略の見える化が社員のやる気を引き出す!

「社員のやる気がない」という問題は、主に2つの大きな原因があると考えています。

1.自分の仕事が会社に役に立っているか分からない

2.承認欲求が満たされない


1については、私は会社や部署の戦略を添付のように図示して、丁寧に説明することで大きく改善されると考えています。

自分が「何のために頑張っているのか」「今やっている仕事は何のためなのか」を理解することは大事です。

会社が大きくなるほど、人は、自分の仕事が役に立っているのか、分からなくなるものです。

そして、「意味がない」「やっても変わらない」などと、やる気を失います。


一人ひとりの働きが、会社の目標にとってどのような役割を持つのか、それを図で示して見せてあげることです。

全体の中で、どのような貢献をしているかを説明することです。


戦略の可視化

「ブランド力向上」について、営業部長から見て戦略の見える化の一例をまとめました(下図)

(参考例なのでかなり簡単ですが、考え方として、ご理解ください)


営業チームですが、仮に売上利益以外に「ブランド力向上」が今期の課題だとします。


ブランド力向上という大きな目的のために、営業として貢献出来ることは、

a) 新商品Aの販売数を増やすこと

b)販売するドア数(店舗数)を増やすこと

だとします。

つまり、このケースでは、aとbを増加することが、企業の目的である「ブランド力向上」に、営業として寄与できるとします。


さらに、個人の行動レベルに落とし込むために、もう一段階掘り下げます。

a) 新商品Aの販売数を増やすこと

これを実現するためには、

 a1)告知イベントを開催すること

 a2)得意先との商談をすること

この2つを一つでも多くこなすことだとします。

実際には、個人別に目標数字を具体的に与える方が良いです。(担当者と相談して納得させながら決めましょう)


もう一つの要素が、

b)販売するドア数(店舗数)を増やすこと

ですが、これを実現するためには

 b1) 新規顧客数の獲得

 b2) 既存顧客の中でドア数を増やす

というように細分化され、個人の目標に落とし込むことが出来ます。


つまり、個人の目標と会社の大きな目的がリンクしていることが目で見て理解できます。

これにより、自分の与えられた数字の意味が、本当の意味で理解できるようになり、仕事に対する意識も変わってきます。


例えば「貧困家庭を救う」とか「CO2を減らす」とか、会社の理念に直結したりとかすると、そのために集まったメンバーですからやる気も出るはずです。


2は、褒めること!これで解決。

承認欲求は、外からと内からの両面がありますが、上司が出来ることは、その人のことを認めて、褒めてあげることが、一番大切です。

内なる承認欲求は、自分自身の問題になりますが、これは自己肯定感を上げていくと良いです。


これでもダメな人

実際のところ、何をしてもやる気のない人も居ると思います。

そういう人とは、その人がなぜ働いているか、じっくり話をすることが必要です。


もしかすると、やる気のない原因が理解できるかも知れません。

体調が悪かったり、家庭の事情で悩んでいるのかもしれません。

その人に対して、あなたが関心をもって、話を聞くことです。

あなたが話すことではありません。

間違っても、自慢話や苦労話などしてはいけませんよ。。

コンサルティング

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